プレスリリース(報道関係者向け資料)はマスコミに向けた企業・団体の公式発表資料の形式で、
いわば、マスコミに宛てた[報告書]です。
よって、プレスリリースという名のもとに発信していい内容、体裁には、
ある程度のルールが存在し、自由になんでも発信していいということではありません。
新規性、話題性、ニュース性に欠ける、ニュースの素材としては捉えにくいような内容であったり、
[報告書]として捉えたときに、不適切な体裁、文体にて、
情報を報道関係者向け資料(プレスリリース)としてメディアに送付することは、
プレスリリースの趣旨と異なります。
よって、プレスリリースとして不適切な内容/体裁では、
プレスリリースの配信をお受けすることはできません。
▼プレスリリースとして不適切な案件、体裁例
・既存のサービスや商品、事業等を紹介しているだけの内容
・季節ネタや時事ネタをフックとして既存のサービスや商品、事業等を紹介している内容
・お客様の声を紹介するというフックで既存のサービスや商品、事業等を紹介している内容
・提供開始/案件発生/実施時期から2ヵ月以上経過している案件
・過去に配信済みの案件
・エッセイ/コラムととれるような内容
・「声明文を発表する」という体裁で自身の考えを述べる内容
・創立〇周年の報告
・既に公開しているイベントや申込などの募集に対する「締切まであと〇日」告知
・定期開催/定期募集しているイベントや講座の告知
・求人募集案件
・自身に関連性のない案件
・数字などの根拠の提示がなく自身で「好評」と謳っている体裁
・記事や広告のような体裁/第三者が執筆したような体裁
・不自然な日本語で読みにくい、内容の理解が困難
・具体的なサービスの内容などが不明瞭な場合
・似たような内容を大量に配信しようとしている場合
・1回にまとめられる情報を複数回に分けて配信しようとしている場合
・案件の発生時期(発売日、公開日など)の記載がない場合
・案件の発生時期(発売日、公開日など)が事実と異なると判断可能な場合
・案件の発生時期(発売日、公開日など)や締め切り等の日付表記がリリース内で異なっている場合
・調査結果の公開において、調査時期が未記載または2ヶ月以上前、且つ、
その情報が初出である旨の記載がない場合
・○○初、ナンバーワン、オンリーワンの表現があり、そのエビデンスの記載がない場合
・趣旨が不明瞭、わかりにくいと弊社が判断する場合
・過度に「くだけて」いる内容、体裁と弊社が判断する場合
特にタブーとされているのは、
「既存の商品やサービスを紹介しているだけの内容」です。
プレスリリースには必ず「新規性」が必要です。
既存の商品やサービスの紹介が消費者にとっては有益な可能性があっても、
こうした情報をプレスリリースの形式でメディアに発信することは、
それを受け取るメディア記者の方の混乱を招くこととなり、
悪い印象(プレスリリースの趣旨を理解していない、広告と勘違いしている)を
持たれてしまう可能性も否めません。
こうした情報は、広告として消費者に宛てて発信すべきであり、
発信する内容がニュース記事の素材としてなり得る情報かという観点が重要です。
尚、弊社サービスをご利用いただくと、弊社サイト上などで、
一般の方(消費者)もプレスリリースを閲覧できることとなりますので、
メディアでの紹介(掲載)は端から期待せずに、
これを目的として当サービスを利用される方もいらっしゃると思いますが、
あくまでもプレスリリースとして公開している情報となりますので、
そうした目的で当サービスをご利用いただいているとしても、
公開(発信)する情報はプレスリリースとして適切な案件、体裁かというという点が
判断基準となります。
※広告目的では当サービスはご利用いただけません。
▼参考リンク
プレスリリースについて
表現が不適切なパターンとしまして、
以下に例を数点挙げておりますので、参考にしていただければと思います。
例1『●●発売中!』
既に発売・展開している商品やサービスのリリースは、
ニュース性に欠けるため基本的に配信はできません。
新たな機能の実装やキャンペーンなどニュース性を付加する必要があります。
※適切な表現の例
『XXXX年XX月XX日より、●●の販売を開始致しました。』
あまりに古い商品・サービスの場合は配信できませんが、販売開始から2週間程度であれば配信可能で
す。ただし、開始から時間が経過してしまっているものは、その分メディアからのリアクションも
低くなる場合がございます。
例2『●●が人気!』
販売数や自社調査以外のランキング(例:オリコン3位)など、その根拠となる客観的なデータが
添えられていない場合は、「営業目的」と判断される場合がございます。特に自画自賛な表現は、
サービス、商品の信憑性を下げることに繋がる可能性がございますので、お気をつけいただければと
思います。
※適切な表現の例
『●●の加入者が1万人を突破いたしました。』
webサイトはもちろん、会員制のサービスを展開している企業や各種施設など、
利用者数がそのサービス規模や価値を実証するひとつの指標となるため、
その人気ぶりを証明することができるようになります。
例3『締め切りまであと●日』
既に公開しているキャンペーンやイベントなどの募集に対する「残りの応募期間を告知するだけ」
の行為は、一般(消費者)に宛てたものと考えられますので、
プレスリリースとして配信する切り口としては不適切です。
追加情報を付加いただく等、これまでにお知らせしていなかった情報が記載されている場合は、
配信可能です。
※適切な表現の例
『キャンペーン終了まであと3日。明日から締切までの3日間はポイント還元率を
更に20%アップします。』
例4『創立●周年』
「創立●周年を迎えた」というのは、発信者が自らおこなったアクションではなく、
会社やサービスを維持していることで必然的に訪れるものであり、
ニュース性という観点では、情報の価値はほぼないため、この切り口では配信をお受けできません。
●周年を記念をフックとしてキャンペーンやイベントを実施するなどの場合であれば、
ニュースポイントが生まれますので、配信は可能です。
※適切な表現の例
『●周年を記念してXXXキャンペーンをXXXX年XX月XX日より実施します』