クラウドファンディング案件でのプレスリリース配信において、
「プロジェクトを開始した」という趣旨のプレスリリースの配信後、
「支援者が増えないから」といった理由で、
同一文章、または、少々言い回しや配置、画像を変更したレベル(趣旨は結局「開始」)で、
再度プレスリリースを配信しようとされる方がいらっしゃいますが、
これは好ましいことではありません。
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▼同じ内容のプレスリリースを何度か配信してもいいのでしょうか?
更にプレスリリースは、支援者対象となる一般の方の閲覧が前提にはなっていませんので、
同一文章で何度配信されても、支援者が増えることは基本的に考えられません。
クラウドファンディング案件でのプレスリリース配信の目的は、
「プレスリリース(報道関係者宛て資料)を配信することで、
メディア記者(報道関係者)に案件に興味を持っていただいて、
そのメディア記者の所属する雑誌、新聞、ニュースサイトといったメディアで、
ニュース記事として案件を紹介してもらうこと。」
です。
ニュース記事として案件を紹介してもらうことで、
その案件が、多くの消費者の目に留まることになり、
結果的に支援者が増えることが最終的なゴールになります。
「開始しました」という趣旨のプレスリリースを配信した際に、
それなりにメディアの閲覧履歴があったにも関わらず、
ニュース記事として紹介された様子がないということは、
その案件では、メディア記者の興味を惹くことができなかったとご理解ください。
そうした状況下で、同一文章のプレスリリースを配信しても、
興味を持たれる可能性はほぼありませんし、
メディア記者の方のご迷惑となってしまう可能性が高いのです。
では、クラウドファンディング案件においては、
開始時にプレスリリースを一度配信して、
メディア記者に興味を持たれなかったら、それで終わりなのか?
というと、そんなことはありません。
プレスリリースとして発信する案件には、必ず新規性が必要ですが、
新規要素を主軸としたプレスリリースであれば、
同一案件のプロジェクトでも配信が可能です。
以下はクラウドファンディング案件における、
切り口の例となりますが、「開始しました」という趣旨のプレスリリース以降は、
2.や3.のような切り口で、同一案件をアピールすることになります。
切り口例(クラウドファンディング案件)
1. プロジェクト開始
2. 新たなリターンの追加
3. 途中経過報告(例:開始6時間で50%達成、資金調達額50万円突破)
4. 資金調達達成報告
5. ストレッチゴールの設定報告
尚、2.や3.の切り口でプレスリリースを配信する場合は、
タイトルや要約も、
「実施中のプロジェクトにおいて、新たなリターンとして~を追加しました。」
「実施中のプロジェクトが公開後6時間で50%を達成しました。」
という切り口に沿ったものにしましょう、
初回のプレスリリース同様、
タイトルや要約が「開始しました」となっていないようにしましょう。
他の起案者の方が、
どのような切り口で配信されているかを参考にするのもおすすめです。
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