結論から言えばNGです。
プレスリリースは広告とは異なりますので、
「効果がなかったから」という理由で、
広告のように何度も同じ内容で配信するようなことはしません。
情報の提供先(プレスリリースの配信先)は消費者ではなく、マスコミ(メディア)となりますが、
メディア記者の方で、一日に1,000件を超えるプレスリリースを受け取られている
というケースも決して珍しくはありません。
そうした状況下で、同一内容のプレスリリースが何度も届くというのは、
メディア記者の方にご迷惑がかかるだけでなく、
メディア記者の方に悪い印象を持たれてしまう可能性もあり、
場合によっては以降発信者名(企業名)でブロックをされてしまうことも懸念されます。
最も好ましくないパターンとして挙げられるのは、
例えば「〇月〇日に発売しました」というプレスリリースを既に配信している状態で、
今度は、発売日の表記を意図的に外して「発売開始しました」という体裁で、
同一商品の発売に関するプレスリリースを再度配信するパターンです。
前回のプレスリリースを見ている記者の方からすれば、
これが前回プレスリリースを受け取った商品と同一商品なのか、
判断がつかず混乱することになりますし、
意図的に発売日を外して再配信していると記者の方が判断された場合は、
記者の方に持たれる印象は、相当に悪いものになる可能性があります。
通常、数ヶ月も前に既に発売している商品を、
「新発売」という切り口でプレスリリースを配信したりはしませんので、
今、このタイミングで届くプレスリリースは「直近(通常2週間程度)の出来事」
と判断される可能性が高く、
そのつもり(最近発売された商品)で、商品紹介記事を書くために発売時期を調査していたら、
既に発売から2ヶ月も経過していたことが発覚となった場合に、
記者の方が「意図的に発売日を外して再配信している」ことを
どのように捉えるかをご想像いただくと、
これが好ましいことではないことが理解いただけるのではないでしょうか。
尚、この場合の「同じ内容」とは、
「同一の商品やサービスを紹介している内容」を指し、「同一の文章」という意味ではありません。
既に配信しているプレスリリースから文章(紹介の仕方)を変更していたとしても、
対象の商品やサービスが同一であれば、それは「同一案件」という判断となります。
また、valuepressでプレスリリースを配信すると、
valuepressのサイト上でも公開され、検索でもプレスリリースがヒットするようになり、
一般の方(消費者)もマスコミと同タイミングにて、
プレスリリース上の情報を入手することができますので、
一般の方(消費者)への告知を目的として、
valuepressを利用される方もいらっしゃると思いますが、
目的がメディアでの掲載でないとしても、
valuepressのサイト上でプレスリリースとして情報を公開している以上は、
一般的なプレスリリースのルールに沿って配信をいただく必要があります。
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